ヘッダイメージ

サッカーの練習メニューを集めました!

監督や指導者・キャプテン・親子向け情報サイトです!

項目別に役立つトレーニングを紹介していきます。

ステップ


『あらまし』の項でも書きましたが、ステップトレーニングは、足の運び(&体の使い方)をスムーズにする上で必要なものです。親御さんが見ると『サッカーなのに、ボールを使わないトレーニングに意味があるのかしら?ボール蹴らせて欲しいわ』みたいに思われる事が多いみたいですね。でも、運動神経の発達が著しい小学年代以前での様々なステップ練習は不可欠な要素であり、この時期だからこそやらなければいけないトレーニングだったりするのです。

一番分かりやすいのが『ケンケンパ』です。幼稚園年中の4歳児では殆どの子がぎこちない(スムーズな子も稀に居ます)んですが、この時点で運動能力が低くても簡単なステップ練習で高める事はできるものです(『大丈夫かな?』と思う子でも5分位の週1回ステップトレーニングで、年長では不思議と軽やかな足の運びをする様になってたりします)。要は『観てイメージした通りに体を動かせれるのかどうか』という頭の運動神経回路をトレーニングで鍛えましょうという所ですね。輪っかをケンケンパから色々なパターンに置き換えて「うまく足を入れれるかな?」「最後の輪っかはクルッて回って着くよ」みたいな感じで、状況に応じた体の動きを作れる環境を準備してあげてください(輪っかの他にも『ラダー(縄はしご)』なんていう便利なトレーニング用品も売られてたりしますよ)。

そんな大切なステップトレーニングなんですけど、飽きやすいという欠点があります(小学2~3年の腕白小僧なんかだと、ふざけ始めたり、やろうとしなかったり…)。時間配分・レパートリー・休む暇を与えない・競争・言い聞かせ等の対策に気をきかせてください。あと、視線が下がってしまうというのも短所なので、そこは背筋を伸ばした良い姿勢を保つ様に指導しましょう(サッカーにおいて、猫背はどんな時でもありえません)。それと、ターンする時には重心を残しておく感じですかね(外に上体が振られる事の無いように、安定感のある体幹を保持させます)。中学生の様子を撮影しておきました。指示してる点としては、細かく早く地面を掴むイメージでステップさせています(いつでも対応できる様、足が浮いている瞬間を作らない)。
※輪っか・ラダーが無くても、コーン・マーカーで十分です。

■種類
箇条書きしておきますが、いくらでもメニューはあるので動画等で探してみてください。

○スキップ(前向き・後向き)
○サイドステップ(右向き・左向き)
○クロスステップ(右向き・左向き)
○腰ひねりのクロスステップ(右向きカリオカ・左向きカリオカ・後向き)
○反復横とびステップ
○1・2で次ステップ(前向き・右向き・左向き)
○1・2で後ろ足から次ステップ(右向き・左向き)
○1・2・3で次ステップ
○腿上げ
○かかと上げ
○アウトサイドタッチ(逆の手は上に)
○インサイドタッチ(1回ずつ・2回ずつ)
○インサイド インサイド アウトサイド アウトサイド タッチ
○コーンまたぎ(後足・前足)
○コーン間8の字ステップ
○左右2列で同期(左右対称のステップ)
○左右2列で競争(最後コーチの手をタッチ)
○シャトルラン(普通・前向き)
○スラローム
○ターン(右斜め・左斜め)
※手の動きを加えたりマーカーごとに体の向きを変えたりと、メニューは限りなく増やせます。

階段ステップワーク


『ラダー(縄はしご)』がなくても、階段でステップワークを鍛える事は出来ます。平らな地面だと誤魔化しがきくんですが、階段だと上に登れないので運動神経の差というものが歴然と映しだされます(苦手な子は、まったく前に進めないですね)。

○普通に登る
○横向き(右・左)
○後向き(危険そうだったら、止めます)
○1段で2回(右・左)
○1段で3回
○1段飛ばし
○2段飛ばし
○片足だけ1段飛ばし(右・左)
○右中中左中中…(1段:右、2段:中、2段:中、3段:左、4段:中、4段:中…)
○登る登る降りる…

他にも色々メニューはあるんですが、要は『言われた事を頭でイメージして、その通りに足を運べるか』という所が重要なポイントなので、その色んなステップを思い付きでいいので出題して選手を混乱させてあげてください(それを乗り越えようとする過程が大切なのです)。
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