ヘッダイメージ

サッカーの練習メニューを集めました!

監督や指導者・キャプテン・親子向け情報サイトです!

項目別に役立つトレーニングを紹介していきます。

原則


勝つ為にどうやって攻撃するのか?どうやって守備するのか?どうボールを奪うのか?の組織的な理解が『グループ戦術』『チーム戦術』になってきます(例えばフェイント等の『個人戦術』も戦術の一つではあるのですが、技術とも呼べるのでこのカテゴリーでは扱わないでおきます)。

練習のやり方として、グループ戦術でのテーマを強調したい場合にはその局所をコンパクトに切り取り簡潔にして重点的にトレーニングし、チーム戦術では広いフィールドを使ってゲーム方式で行う事が多いです。そのチーム戦術でも単なる試合ではないので、テーマとして注目すべきポイントは必ずあります。普通、練習の流れの中で『ウォーミングアップ』『トレーニング1』『トレーニング2』『GAME』と進みますが、広フィールドでの練習は『トレーニング2』以降で実践するメニューとなりますね。

そういう総合的な事をやると、子ども達は直前に行っていたテーマを忘れて自分の思うままにプレーし始めてしまうんですが、しっかりと練習してきたテーマを表現する場だという事を理解させてあげてください(勝手なプレーを容認してしまうと、その日のトレーニング全体が「何だったんだ?」という結果になってしまいます)。
原則
4年に1度のワールドカップでは、サッカーのトレンドみたいなものがハッキリと分かります。あれほどの強さを持った『サッカー強豪国代表』がグループリーグで惨敗したり、しっかりと守りを固めて早いカウンターをするチームが躍進したりと、どの戦術が正解なのか?なんてのは時代によって変わるものだと思います。

サッカーの原則(ゴールを奪う・ゴールを守る・ボールを奪う)に基づいた戦術には誰もが従うべきですが、その先にあるチームの色については固執し過ぎるのは危険な気がします。監督として「こういう攻め方をしたい」という意思を反映させる事は組織としてやらなければいけませんが、頑なに傾倒し過ぎて「この攻め方しか認めない」的な考えを試合前に持ってしまうのは非常に危ないです(最初に指示した一点を狙わせ続けていませんか?)。

要は相手の陣形等によって、多様な仕掛けが出来なければダメだという事です。はっきり言って、相手の弱いところを突くのが戦術です!

例えば「自分達らしい試合運びが出来なかった」と言いますが、その得意とする展開以外では点は取れないという事ですか?メインにするチーム色は大事ですよ。でも、一番は相手をどう攻略するのかを考えてください。自分達らしい試合運びをする以前に、相手を分析して弱点を攻めるのです。その為に、多彩で様々な攻撃方法を組織でバランス良く練習し習得しておかなければいけないのです。ひとつのやり方それ一辺倒の戦術指導なんて、実践する選手達にとっても偏った考え方を持たせてしまいます(成長を阻害するので、やめてくださいね)。
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