ヘッダイメージ

サッカーの練習メニューを集めました!

監督や指導者・キャプテン・親子向け情報サイトです!

項目別に役立つトレーニングを紹介していきます。

同数+サーバ


■3対3+サーバ 18m四方
サーバからサーバへパスを繋げるトレーニングです。DF側(黄)はボールを奪ったら攻撃側に転じ、自分達のサーバ間のパス回しをします。

○攻撃方向の意識
○周りを観て、次への判断を的確にする
○パスの優先順位
○スペースを作る(DFを引き連れてパスコースを作る)
○攻守切り替え
ABCDE12345
まずは、攻守の切り替え。取られた瞬間に守備の意識を持ってしっかり守らせます(守備のレベルが低いと、こうした組織的な練習は成り立ちません)。

次にパスの受け手。周りを観ておいて、自分が前向きに攻撃できるのかどうかの判断を的確にさせます。例えば『B』は相手から離れているので、ボールを遠い足でコントロールすれば前(攻撃方向)を向けます。逆に『C』はマークがしっかり付いているので、無理に前を向いて無駄な事をするのではなくダイレクトでリターンし素早く次の展開をしチャンスを狙わせます(前を向いて取られるのは最悪です)。あとは、受けるタイミングを取る事でしょうね。味方がパスを出す瞬間に動き出せばマークを外せるので、ボールを受けた時点の自分が楽になります。

そうした受け手も大事なんですが、このトレーニングの最大のポイントはパスの出し手が握っていて、『どこを優先して狙い、パスを出すのか』を第一に考える所にあります。この『3対3+サーバ』の場合、逆サーバ(前線)にパスを通したいので、攻撃側(青)が組織的にどうするかですね。当たり前ですが、サーバ(A)からサーバ(E)に一発のパスでボールを渡すのが一番てっとり早いです(他の人を経由してパスを回し届けるより、明らかに成功率も高いです)。…という事で『D』は『3』を引きつけてサーバ間のパスコースを作らなければいけません。釣られて『3』が動けば前線へのパスは成功しますし、『3』がサーバ間のパスコースを切る位置に居ないといけないと気付いて動かないのであれば、今度は逆に『D』はフリーになってボールが受けれるという事です。

パスは回るけど攻撃の怖さが無いチーム(どこかの代表とか)がありますが、こういう優先順位を見落としている場合が多いですね。パスの出し所の優先は前線(遠く)から探していくべきであり、そこにパスが通る確率が高いのであれば思い切って縦パスを入れなければダメです。

サーバ共有


サーバをボール保持チームの味方にしたバージョンです(青チームのボールならば、サーバは青チームの味方)。サーバが付いて方向性があるトレーニングなので、サーバからサーバへのパスを最優先にさせてください。ポイントは上記のメニューと全く同じです。
SAAASBBB
パス回しのトレーニングは、全員が最低限の技術(狙った所へ蹴れる)がないと厳しいです。私はいつも色々な年代を見てるんですが、小学3年生以上にならないとこのメニューは難しいかなと思います(それ以下の年代だと、蹴れない子はパスに加わる事ができないんですよね…)。逆に、出来る子同士であれば『2対2+サーバ』でも十分いけます。

練習メニューなんてどれもそうなんですが、全体のレベルや人数によってその場で臨機応変に対応すべきです。中学年代であれば、ボールを受ける前の状況把握を徹底させる為に『全てをダイレクトパス』という条件を付けたりします(ボールが回らなければ、フリーマン追加)。

サーバ入れ替わり


左右の同じ辺にそれぞれのチームのサーバが1人ずつ就きます。コート外で奪い合うのは無し。サーバからサーバへ繋げるトレーニングなんですが、受けたサーバはパスした人と入れ替わってコート内に入ります。※リターンで戻した場合のサーバはそのままであり、入れ替わるのは攻撃方向のサーバのみです。
AAAAABBBBB
注意すべき点は同じなんですが、サーバの選択枝が増えるので正確な判断をして実行できるかという所も注視してください。当たり前ですがボールを受けてから考えるのではなく、あらかじめ観ておいてスペースがあれば一発でコントロールしてドリブルで入っていけるか等良い選択をさせましょう。

4人組3グループ


攻撃チーム4名+外のサーバ2名でパスを3本繋げたら、逆エリアに居るサーバにパスを入れます。受けたサーバチームとパスを出したチームが役割を入れ替え(逆エリアにSとBが4名ずつでAがサーバ役)、今度はその逆エリアでパスを3本繋げます。その繰り返し。守備側が奪ったら即攻撃チームとなり、そこから3本を繋げて逆エリアへのパスを目指します。
AAAABBBBSSSS
3人組3グループでも可能です。その場合 逆エリアで待つのが1名、3対3+外サーバ2名でボールを回す事になります。ボールを触る回数が増えるので、どちらかと言えば人数の少ないコチラの3人組の方が良いトレーニングと言えますね。
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