ヘッダイメージ

サッカーの練習メニューを集めました!

監督や指導者・キャプテン・親子向け情報サイトです!

項目別に役立つトレーニングを紹介していきます。

サイド攻撃


サイドを攻略するやり方は色々ありますが、代表的なのは『オーバーラップ』でしょうね。ボールを所持している味方を後ろから追い越せば、数的優位な状況を作ってDFを引き寄せボール保持者を自由にする事ができます。DFが来ないのであれば、パスをもらって縦を突破しフリーな状態でクロスボールを上げる事も可能です。3人組でこの『オーバーラップ』を使ったパス基本練習をして、味方を追い抜く感覚を身に付けさせてください。ゴールラインからゴールライン、戻りもゴールラインからゴールラインまで、往復させます。
FPFPFPFPFPFP

クロス


サイドから上がったクロスボールをシュートするシーンというのは、よく見かけますよね。一番見るのが、コーナーキックでしょうか。
※ゴールキーパーに弾かれないもう少しマイナスに上げて欲しいとこですが…。
ペナルティエリア外から中央に向けて横向きに大きなクロスボールを入れる事を特にセンタリングと言って(最近では全部クロスって言っちゃうかな)、そのボールを得点につなげる練習はどこのチームでもやっています(ボールを遠くに蹴れる様になる小学生高学年以上ですが…)。戦術的に言うと、守りが固いゴール前ではなく比較的手薄なサイドを崩して攻めて、そこから中に放り込んで競り勝とうという事です。
GKFWWG
こういう単純なトレーニングなんですが、いくつかの約束事を設定しています。

サイド側


■得点の確率が高い位置にいる味方を選ぶ
図はFW1人ですが、通常ペナルティ内には何人かの味方が入ってきます。遠くを見れない選手は安易に自分に近い味方にパスを出してしまうんですが、本来ならばゴール正面に走り込む得点確率が高い味方に配球すべきです。ゴールに直結するセンタリングを心掛けましょう。

■ゴールラインになるべく近付いてクロスを上げる
ゴールラインに近付いた深い位置からのセンタリングと、ペナルティエリア手前の浅い位置からのアーリークロス。得点しやすいのはやはり深い位置からのセンタリングの方です(斜め後方からのクロスをシュートするのは、高い技術が必要となります)。DFにとっても体の向きが自分のゴール側に向いてしまうので、非常に守りづらかったりします。主導権は受けるFWが持っているので一概には言えないのですが、そのFWが抜け出しそうな状況で無ければ基本的にはサイドのWGはえぐってからセンタリングを上げるべきです(自分に余裕があるならば、少しでもFWが得点しやすいボールを供給すべきです)。試合でもサイドの選手は「急いで上げなきゃ」という気持ちになってしまいがちですが、中のFWの事を優先して考えられる冷静さを持ち合わせて欲しいものです。

■FWにピンポイントで合わせる
これはもう説明は要らないですね。方向・強さ・タイミングをピッタリ合わせ、FWが触れば得点出来る様なクロスを上げれたら最高です。

中央側


■基本的にダイレクトシュート
完全にフリーであったり体勢に無理があったりしなければ、シュートはダイレクトで撃つべきです。ゴール前には時間も空間も無いので、撃てる時に撃たなければすぐにDFが詰めに来てしまいます。余裕があると思ってコントロールをしても、シュートする時には大抵DFが居る状態になってしまうものです。FWならば、どんなボールでもダイレクトで合わせられる運動神経と技術を持ち合わせておいて欲しいものです。

■GKが取れない所・得点できる確率が高い所でシュートを撃つ
例えばGKしか居なかったら、どこでシュートを撃ちますか?ゴールに近い所でシュートを撃ちたいのは分かりますが、近付き過ぎてわざわざGKとの空中戦に挑んで飛び込んでしまう選手が圧倒的に多いです(GKの手よりも高くは、飛べれませんよね?)。冷静に考えてみてください。GKが飛び出しても取れないゴールエリアの少し外でシュートを撃てばいいのではないのですか?あと横方向ですが、ゴールまでの角度(自分を中心にした両ゴールポストの視角)を一番大きく確保できるのが正面の位置です。基本はペナルティマーク近辺でシュート!そこを目指しつつDFとの駆け引きでポジショニングを修正すべきです。

■走り込む
それでは、ペナルティマークで待っていればいいのでしょうか?待って止まっていてはマークが付くので、そのDFとの1対1で競り勝たなければいけない事になります。相手より圧倒的に背が高い等有利な条件であればいいのですが、対等ならば走り込んでマークのDFより先にボールに触る状況を作りたいものです。走り込むとマークしているDFの体の向きはどうしてもゴール方向になるので、守備側としてクリアしにくい状況をも作りだす事ができたりします。DFとの駆け引きの事を言いましたが、パサーとの関係でも本来受け手が動いた先にパスを合わせるのが基本なので、走り込んでクロスを呼び込む動作というのは必要なものなのです。

3対3+サイド2


フリーの左右サイドを置いて、3対3を行います。DFは、サイドに出たボールは取れません。
GKFPFPFPCWGWGDFDFDF
フリーなサイドが居るからと言って単にパスを出すのではなく、3対3で崩せるのであれば中央からシュートを撃つべきです。ポストプレーヤーにボールを預けるチャレンジをし その選手が相手に奪われないクサビになれれば、その後の展開でシュートまで持っていけるのです。中がダメだからサイドを使うのであって、その優先順位を間違えてはいけません。ボールがサイドに出たなら上記の約束事を思い出し、センタリングを確実に得点に結びつけましょう。

近付いてクロス


大外からのセンタリングというのは滞空時間が長いので、中のDFにとっては対応しやすいボールだったりします。サイドがフリーであれば、なるべく中に入っていくべきでしょうね(中に入れるクロスが短くなり、DFに対応する時間を与えません)。でも、サイドと言えどもそう簡単には自由にドリブルさせてもらえるものではありません。そんな時に使える戦術がコレです。
GKFWSHFWDF
普通スルーパスというのは外側へ流すイメージがありますが、この場合はSHの内側へのスルーパスに対して追き付いたFWがクロスを上げます(グランダーでもOK)。大外からのセンタリングにもうワンクッション入れる感じでゴールに近付いてからのクロスなので、精度も上がって得点の確率が格段に高くなります(この流れを練習でやっても、そこそこ良い割合でゴールに結びつけれます)。得点しづらいコーナーキックが、ペナルティエリアまで近付いたらどうか想像してみてください。ひと工夫するアイデアをチームで共有できたら、ゴールもしやすくなるのです。※深い位置でのスローインも、同じやり方で得点に繋げる事が出来ます。

ゲームでも、FWがペナルティ近辺からクロスを出すというこの手はよく使います。大外からのセンタリングより圧倒的に得点率が高いのは確かですね。
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