ヘッダイメージ

サッカーの練習メニューを集めました!

監督や指導者・キャプテン・親子向け情報サイトです!

項目別に役立つトレーニングを紹介していきます。

チャレンジ


■10m×5m
ライン上でボールを受ける声(ヘィ!でも何でもいいです)を出す。コーチは声の大きい方にボールを配球し、1対1開始。DFは配球された瞬間からボールを奪いに行く。FWはライン通過したら勝ち(奪ったDFは逆のライン通過を目指す)。

○寄る(出たボールに対してダッシュ)
○可能であれば、配球をインターセプト
○自分の間合いでしっかり対応する(行き過ぎると、相手に裏を取られます)
○ボールを奪う意識を常に持っておく(行くだけではない)
○足は揃えずに、半身になる(胸は正面を向き、腰をひねって足を運びドリブルに対応する)
○相手が後向きの場合、ボールを取りに行く(奪うチャンスを逃がさない・振り向かせない)
○ディレイ・ジョッキー(遅らせる・ある方向に追いやる)
※足でのドリブルが難しいのであれば、手にボールを持ってやらせてみましょう(その場合のDFは、相手に両手タッチで終了)。
CAB
守備の基本である『チャレンジ&カバー』の所の『チャレンジ』の練習です。最初に大きな声を出さないとボールをもらえないので、グランド全体に活気が出るメニューですね。

ボールを受けた側(上記の場合はA)は、反対側のライン上をドリブル通過すれば勝ち。

DF側(上記の場合はB)はボールが出た瞬間『チャレンジ』する為にダッシュして寄せます(ボールだけ見て、ダッシュしない癖が付いている子が多いです)。自分の間合いまで寄せたら、細かなステップ(両足揃えて止まると、その瞬間反応できません)で半身になり(足を真っ直ぐ正対させた姿勢からは、後ろには移動できません)、相手にしっかり対応します(腰をひねり正しいステップで足を運ぶ)。この時、勢い余って行き過ぎてしまうと呆気なく抜かれるので、キチンと自分の間合いでいつでも動ける状態に構えてください。

DF側が有利な状態が続くと、相手が後ろを向く時があります。そういうチャンスは逃がさず、後ろ向きの相手には体を付けてボールを突きに行きましょう。逆に前向きで足元にボールがある場合なかなか取れないので、じっくりボールを観て奪えるチャンスを伺います(狙い所を逃がして、ジリジリ後退してはいけません)。

■オプション練習:ドリブル通過ではなく、ライン上の味方にパスを出せたら勝ち
1対1で競り合いながらも、味方を観ないといけないので顔が上がります。周りを観て判断する材料を得ておく事は何よりも大切です。

■オプション練習:サーバを付けて、ダイレクトでパスを受けてドリブル通過
奪えるチャンスが最後まで残されます。相手がゴールするまで、あきらめず粘り強い守備をさせてください。

■後ろ向き
相手が後ろ向きの場合でも間合いをとってしまい強く行けない選手には、以下のトレーニングが有効です。
GKFPFP
ゴール横の2人で1vs1をし、ゴールへシュートします。GKが前に放り投げる配球で2人がスタート。先にボールに触った相手に対して、体を寄せて積極的にボールを奪いに行きます。後ろ向きの相手に対しては守備側が圧倒的に有利な状況なので、ボールを突くなりアグレッシブな守備をさせましょう。

コースを切る


同じ守備の『チャレンジ』なんですが「ボールに寄せきれない状況の時にどうするか?」という練習です。DFの出したボールに対しFWはダイレクトでコーン間を通そうとするので、それを阻止するという単純なメニューとなっています。

素直にFWに詰め寄っても間に合わないので、まずはゴールさせないコースに入る事を優先させましょう。このまずはボールとゴールの間にポジショニングするという行動は マーク等守備全般での大前提であって、これが出来ないと「何を守ってるんだ?」という事になってしまいます。
DFFW
実際の試合の中でも、やみくもにボールに駆け寄る守備をする選手が居ます。がむしゃらに頑張っている姿には共感できるのですが、やはりそこはサッカーという競技なので組織的な対応をしなければいけません。

『チャレンジ』においても、後ろの味方が「縦を切れ!」と言ったならば縦を切りつつ相手に寄って抜かれない様にしなければいけません。この対応によって周りの味方は、相手を限定した中で組織的に守備ができる状況を作り出す事ができるのです。最初のチャレンジの振る舞い方がとても重要で、周りがどう守備するかが決定される第一歩である事を理解させましょう。

発展形


■15m四方
上下2ヶ所どちらかのコーン間をドリブル通過。DFは真ん中からスタート。コーチ配球。
CABa
最初のA対Bと同じ『1対1』と考えてください。ただし、この発展形は、aという味方が居て逆ライン上で一度だけパスを受ける事ができます。ボールを受けとったaは、同じ様にコーン通過を目指します(もちろん、BがDFとして『チャレンジ』してきます)。

DFは『パスに備えて対応を変える』というポイントを付け加えて考える必要があります。コーチからの配球が『行っても良い』状況なのか、『パスもありえる』状況なのかを判断し、間合いや重心を臨機応変に変えるという事です。ただし、ボールを奪う意識は常に持っておかねばいけません(コーチ配球が緩いなど、奪えるチャンスを逃がしたらいけません)。

このトレーニングも、まずは手で行ってみてください(手だとDFの上を越せるので、パスが出やすくなります)。

【オプション練習】
両方の攻撃側の後ろに選手を並ばせ、パスが通ったら連続してコーン通過を目指させます(コーン通過したら次の人にパス)。DFはボールを奪うまで、休む事なくしぶとく頭を切り替えつつ、守備を続けます。諦めない守備を習慣付けましょう。
前へ 次へ