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マーク
相手をマークする時に、何処に居ればいいのか?【ゴールを守る】という原則にのっとれば【相手とゴール中央を結んだ線上で相手に寄せる】なんですが、10歳くらいではあまり理解していないものです。場合によっては、プロでもボールウオッチャーになって自分のマークを外されるくらいなので、守備時のポジショニングは永遠のテーマなのかもしれませんね。そこで、単純にマークし続けるトレーニングメニューを考えてみました。
■3対3 + 4サーバ
とりあえず、守る方向は無しで、自分のマークを見失わないという練習です。足でなく、手でやります。外の4人のサーバを利用しつつ、同じ色同士でパス回し。ボールを落としたり相手に両手で体をタッチされたりしたら、攻守交替になります。まずは、ボールを奪うチャレンジは徹底させましょう。
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試合中で言えばサイドチェンジとか外からのセンタリング、その折り返し等でしょうか。ボールが動くとボールウォッチャーになりがちなので、自分のマークをしっかり意識して視野に入れ続けさせてください。特にサーバからサーバへの展開はボール移動が大きい為、マークを見失いがちになるので注意です。ゴール有り
■3対3
コーチが所持するボールを受けようと動き回る3人のFWに対して、マンツーマンでマークし続けるトレーニングです。オフサイド無し。FWが何処に行ってもゴール中央との間にポジショニング出来ているかを見てあげてください。
相手との距離間は、インターセプト可能な間合いを取ります。ボールがサイドのコーチに行っても同じです。体の向きはボールと相手が両方見れる角度。特にサイドの時ボールばかり見てしまうと、視界から消えた相手の動きに気付かずフリーな状態を作られてしまいます。
正しいポジションを取り、頑張ってボールと相手の両方が観れる体の向きを作りましょう。マークが外れていたらパスを通してしまい、どうしたらいいのかをあらためて考えさせましょう。
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※広いコートとゴールを使う練習メニューなので、人数が多い場合には2人組ジャンケンの負けをDFとして1対1をさせます。ジャンケン勝ちのFWに配球する前にDFを正しいポジションにつかせる間を少しだけ空けますが、コート内で複数の組の1対1を行わせたいので前の組が終わるのを待つ事はしません。DFが奪って縦へのクリアで終了(または、ラインアウト)。よくあるのが、相手の前で最初からインターセプトを狙っているパターンですね。ボールを奪う意識はいいんですが、裏を取られたらゴールに直結してしまいます。インターセプトするにしても、ゴールとの間の位置から隙を見て飛び出さなければいけません。
守るべき一番は『ゴール』、正しいポジションから自分のマークに入ってきたボール(縦パス等)に対してインターセプトを狙わせてください。
マークの受け渡し
■16m×8m
2対2のラインゴールドリブル通過。攻撃側2人は『オーバーラップ』や『スイッチ』等を使って、DF2人を困惑させて攻める事。DF2人はマークがズレるので、コミュニケーションを取って誰がどっちをマークするのかをハッキリさせて守備します。
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通常の2対2の場合 ①-①・②-②の関係が決まっていて変わる事はありませんが、この練習では攻撃側が『オーバーラップ』や『スイッチ』を使ってくるのでDFは対応する人をどうするか決めなければいけません。その為には、DF2人がお互いに声を掛け合って意志を伝える事ですね。その状況で一番やりやすい守り方をしてくれればいいのですが、基本的には攻撃側2人の左右の位置が入れ替わった瞬間に守備側もマークの受け渡しをして対応する相手を変えるのが良いやり方です。ただ、こういう選択は指導者が決めつけるべきではなく、試行錯誤した中で自分達で見つけるべきものだと思います。マークの練習ではありますが、当然ながらマークを捨てて2人でボールを奪いに行く状況も発生します。こういう選手達の対応力こそが、試合で発生する様々な状況を切り盛りする力になっていくものなのです。