全般 | 動き作り | 技術 | パス | シュート | 守備 | 戦術 | コラム |
基本 | ダッシュ | チャレンジ | カバー | マーク | ディレイ | 4対4 | 5対6 | 放り込み |
ダッシュ
■40m
コーチは「ダルマさんが転んだ」と言いながら、手に持っているボールを上へ放り投げてキャッチします。スタートラインに並んだ選手は、ボールがコーチの手から離れている時だけダッシュ。ゴールラインを目指しますが、コーチがボールを持っている時に動いたらスタートに戻ります。実は、声の「ダルマさんが転んだ」は関係ないので、うまく騙してあげてください(あと、ボールを投げる振りをするとか…)。
○ボールをキチンと観る。
○しっかりダッシュして、しっかり止まる。
○両足でパタンと止まらない・飛び跳ねない(ステップを細かく踏む)。
○足の位置は半身(胸は正面でいいです)。
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『チャレンジ&カバー』という守備の大原則があるんですが、その中の『チャレンジ』部分のトレーニングです。『ダッシュして止まる』動きを、昔ながらの遊びである「ダルマさんが転んだ」を応用して学ばせます。このトレーニング、楽しいのでサボる子は居ません。こうして『ボールが動いている間に寄る』癖を付けておけば、守備のボールに寄せる動きも自然と出来る様になります。瞬間的に加速して寄り、ステップを踏んでしっかり止まらせましょう。■発展形
・選手複数人が手を繋いでやるチームプレーバージョン(手が離れてもスタートからやり直し)。
・コーチ2人バージョン(ボール1つ)。
・コーチ2人、足でパスしている間だけ進むバージョン。
奪う為に寄る
ボール数個、全員でパス交換。パスを受ける選手に一番近い人がDFとなり『チャレンジ』。とにかくボールを奪いに行かせるという練習メニューです。当然ですが、パスする方は「味方を呼ぶ」とか「コミュニケーション」とか「パスの質」等 当たり前の事を普通にやらせます。
奪う側には守るべき方向があるわけではないので、トコトン行かせてしまっても構いません。できるならばインターセプトやボールをコントロールした瞬間に奪い、自分が次のパサーになってしまいましょう。奪えなくても、相手がパスをするまで粘り強い守備をさせます。
それにしても、このトレーニングは守備練習なのに一生懸命楽しそうにボールを取りにいきますね。人間には人の物を奪いたくなる本性が備わっているんでしょうね。
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守備とは逆の、ボールを受ける側が気になったりしますね。「どうしてボールを奪われない場所にコントロールしないのか?」「次に出せる様、前もって観ておけばいいのに」とか思いますが、テーマと違うのでそこはなるべく言わない様にしています。でも、守備と攻撃はお互い表裏一体なので、こういう守備練習が逆に攻撃の質を高めるんだろうなぁ~という事は感じますね。ゴールキーパー 1対1
最後尾のゴールキーパーでも、当然ダッシュする機会はあります。
この場合、ボールを奪うというよりはゴールさせない為にダッシュして寄ります。1対1になった場合ゴールにへばり付いていても空いている所を狙われるだけなので、相手との距離を詰めてゴールを塞ぎに行きます。後ろに下がるより前に出た方が、ゴールを塞ぐ角度は広くなります。